【テーマ】
コンピュータープログラムが激しく動作している様子を効果音で作ってみましょう。この効果音は高速で機械処理している雰囲気を演出するのに役立ちます。SFモノの作品設定などによく合うでしょう。
【使用ソフト・素材】
FL STUDIO , 3xOsc(ソフトシンセ)
【ポイント】
FL STUDIOの高性能なアルペジオ機能を使って、高速フレーズを作る。
【手順】
作り方のステップは下記の通りです。
- 3xOscを読み込む
- 矩形波を音色に設定
- アルペジオ機能とエコー機能を使って音作り
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1.3xOscを読み込みます。
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2.音色は矩形波を選び、電子音の固いイメージに近づけます。また、シーケンサーのトリガーを一つ点灯させ、音をループ再生します。
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3.次にFUNCタブをクリックし、エコーとアルペジオを設定する画面へ切り替えます。アルペジオの項目に注目します。
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4.現在はアルペジオ設定がOFFになっていますが、クリックすることで上昇・下降・上昇下降・ランダムなど様々なアルペジオパターンが選べます。ここでは「?」を選び、ランダムでアルペジオパターンが再生されるようにします。
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5.他の設定を図のようにします。「RANGE」はアルペジオのオクターブ範囲を設定、「TIME」はアルペジオの速さ、「GATE」は1つ1つの音の長さ、「CHORD」はアルペジオを鳴らすスケールの種類を選べます。ここでは、範囲を3オクターブ以内にし、ホールトーン、つまり全音間隔の音階をランダムにアルペジオする設定となっています。今回は機械的な印象を強めたいため、ホールトーンが最適です。
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6.次にエコー項目に注目します。「FEED」を上げるとエコーの量が上がり、「PITCH」を上げるとエコー部分のピッチが上がります。複雑な印象を強めるために、FEEDを10時、PITCHを2時くらいに設定し、音を重厚にしましょう。
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7.最後に音の音程をグッと上げるために、シーケンサーのキーボードを開き、c5からc7へ2オクターブ上げて完成です。
【完成音】
次回もお楽しみに!