時代劇や映画のワンシーンで、敵襲を受け弓矢が登場人物の真横を通り過ぎて木に突き刺さるようなシーンがあります。
このときに弓矢の勢いを誇張するために、演出として「ビィィン!」と震えるような音をわざと足すことがあります。
あの音はどのようにして作られているのでしょうか?
実は、この効果音はとても身近なモノで作ることができます。
1.用意するもの
用意するものは、
- ものさし
- 机
です。ものさしは少し厚めの長いものが良いでしょう。
ここでは50cmのものを使用します。机はしっかり安定しているものなら何でもよいと思います。
2.方法
下記のように、ものさしがはみ出るように机の端に当て、左手でものさしを固定します。
この状態で右手ではみ出している部分を弾きましょう。
次のような音が得られるはずです。
このとき、「はみ出し距離」と「左手の押さえる位置」で、
- 音の長さ
- 音の軽さ、重み
- 音程
などが変化します。自分の好みの音が得られるまで色々試してみましょう。
3.組み合わせる
それでは先程できた音と一緒に、
- 矢が飛んでくる音
- 矢が突き刺さる音
を足しましょう。矢が飛んでくる音は空振り音を使います。※空振り音の作り方はこちら
突き刺さる音は、キャベツに包丁を勢いよく「ザクッ!」刺した音を使用します。
これらを組み合わせた完成形がこちらです。
いかがだったでしょうか?
他にも、この音はアニメなどで登場キャラが地面に突き刺さって「ビィィン」と振動する演出のようなコミカルなシーンにも応用できそうです。
是非試してみてください。
それでは次回もお楽しみに!